働いたり、妊娠したり、出産したり。

フルタイムでも共働きでも、ゆるゆるとマイペースに暮らしたい。

加藤陽子さんの「それでも、日本人は戦争を選んだ」。日本の近現代史を学びたい人におすすめ。

「日本の近現代史を学び直したい」という大人にも、「日本はなんで戦争をしたんだろう」という子供にも、激しくおすすめしたい本に出会いました。

視野がとても広く、内容が偏っておらず、とても読みやすい一冊です。

 

加藤陽子さんの「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

新品価格¥810から(2017/5/23 19:04時点)

東大教授の加藤陽子さんが、高校生に講義をした内容をまとめて出版した本です。とにかく「講義で伝えた内容そのまま」なので、読みやすい。

 

「なぜ戦争を選んだのか」というゴールに向けて、明治〜昭和の全体を理解する

タイトルを見ると、戦争にフォーカスをした本に見えますが、決してそういうわけではありません。

「なぜ太平洋戦争を選んだのか」は、この本を貫く問いですが、その問いに答えるために、明治から昭和までの日本の歴史、そして世界の歴史を、一つずつ掘り下げていきます。

「日本はどのように明治を迎え、どのように政治体制や法律、経済を作り上げていったのか」

「各国とどのような外交交渉を行い、戦争をし、その背景には何があったのか」

「その中で、国民はどんな生活をし、何を感じていたのか」

このように、広範囲にわたって、当時の外交や政治、国民の感情などを手厚く説明してくれます。そして何より素晴らしいのは、その一つずつのキーワードが「どのように関係し合っているか」に重きを置いていること。事実の羅列ではなく、そのつながりが本当によくわかります。

 

近現代史は複雑でわかりづらい。でもちゃんとつながりがある。

歴史はあらゆる要素が複雑に絡み合うので、どうしてもわかりづらくなりがちです。

「なぜ太平洋戦争を選んだのか」という問いに対しても、「アメリカとイギリスの陰謀だ!」とか、「報道による洗脳だ!」とか、「日本の軍部の責任だ!」とか、いろんな説があり、そのどれか一つを「答え」と信じたくなります。

でも、現在私たちが生きている社会を見ても、戦争の理由をたった10文字や20文字で説明できるほど単純ではない、ということは明らか。その一方で、「いろんな理由が複雑に絡み合っているんだね!」の一言で片付けてしまっても、何も理解できない。

できる限り、一つ一つのつながりを見つけながら、明治から昭和を生きた人たちを理解していく。そんな本でした。

加藤陽子さんの「それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)」、本当におすすめです。

 

<この記事を読んでいる方におすすめ>

中国現代史の「全体像」と「雰囲気」をつかむ。初心者におすすめの入門書とは。 。

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「あなたみたいな人でも、結婚できる可能性があるのよ」

昨年、天狼院書店のホームページにて、公開していただいた記事です!

せっかくなので、こちらにも転載。 普段と文章の感じが違うので、ちょっと恥ずかしいですが。

 

あなたみたいな人でも、結婚できる可能性があるのよ

今から12年前、見知らぬ女性に、突然言われたことがある。

「あなたみたいな人でも、結婚できる可能性があるのよ」

 

苦い苦いワインを飲んでいたら、そんな昔のことを思い出してしまった。

そのワインは、知人から譲っていただいたものだった。農家で育てているマスカットの中から、見た目が悪くて販売できないものを、近所のワイナリーで白ワインにしてもらったらしい。 家で一人ゆっくり味わおうとグラスに注いだところ……それはそれは、苦かった。 確かに、「ワイン用の品種じゃないし、そんなに美味しいもんじゃないけど」とは言われていたけれど、それにしても苦くて飲むのがつらかった。

せめてグラスに注いだ分だけでも飲み切ろうと、あー苦い苦いとぶつぶつ言いながら、ちびちびと飲んでいた。 そうしたら、その透明な液体が、なんだかだんだん愛おしくてたまらなくなってきたのだ。

 

私はマスカットが大好きで、旬になると必ず買ってきて、家で一粒ずつ、わくわくしながら食べる。 冷蔵庫にマスカットがある! と思うだけで、ちょっとテンションが上がる。 この苦いワインになったマスカットも、本当は、立派な箱に入れられてデパ地下の青果店に並ぶはずだったにちがいない。 もしくは、ケーキの上にちょこんと乗って、子供たちを喜ばせていたかもしれない。

でも、実際には、こうやって透明の液体になって、ワインに詳しくない人間に、あー苦い苦いと思いながら飲まれている。 現実は残酷だ。 なんて悲しいんだろう。 なんて、なんて切ないんだろう。

……と、そんなことを考えていたら、 その出来損ないマスカットが、まるで昔の自分のように思えてきた。 そこで、思い出してしまったのだ。 見知らぬおばさんの、 「あなたみたいな人でも、結婚できる可能性があるのよ」という言葉を。

 

それは、私が19歳のころ。 渋谷駅で東横線に乗りこんで、席に座ったときだった。 当時、東横線のホームはまだ地上にあって、午後の日差しが車内に強く差し込んでいた。

その車内で、隣の見知らぬおばさんから、いきなり話しかけられた。 「あなた、アトピーなの?」と聞かれたのだ。

そう。私は、物心ついた頃からアトピー性の皮膚炎に悩まされていた。 少しカサカサというレベルではなく、顔も腕も足も湿疹だらけで、誰から見てもそうだとわかる状態だった。 私は、ああ、またこういう人か、と思って身を固くした。

だいたい1年に数回くらい、見知らぬ人に声をかけられて、「かわいそう」だの「いい病院を知っているの」だの、色々と言われる機会がある。 それは、思春期の私にとって、なかなかしんどいことだった。 公衆の面前で、「あなたは誰から見ても肌が汚いですよ」「それはかわいそうなことですよ」と宣言されているようなものだったから。 だからそんな時は、いつも心を殻のようにして愛想笑いをし、その人が立ち去るのを待つことしかできなかった。

この時のおばさんの場合、知り合いのアトピーが最近治ったらしく、その治療法に関する話を延々と繰り返していた。 それは私も試したことがある治療法で、自分には全く効果が現れなかったものだった。 だから、心を殻にして、次の駅で降りて別の車両に移ろう、と決めた。 でも、おばさんはそんなことはつゆ知らず、笑顔で話しつづける。 「私の知り合いはアトピーが治って、結婚もできたのよ」 そして、あのセリフを発したのだ。

「だから、あなたみたいな人でも、結婚できる可能性があるのよ」

 

一瞬フリーズした。 身体中が、ひやっと冷たくなった。 この人は、親切のつもりで言っているんだろうか。 もし治ったら結婚できる可能性があるのよ、って。 そこには、「今のあなたみたいな人は結婚できないけれど」という前提がついている。 あまりにも自然に、さも当然のことのように。 私は、愛想笑いを硬直させ、何も言えず、次の駅で電車から降りた。

 

ものすごくつらかった。 涙も出なかった。

それは、予想外だったからではなく、自分が思っていることをそのまま言われたからだった。 様々な病院や療法を試しても、全然効果が出なかった私は、きっとこんな身体では恋愛もできない、結婚もできない、そんなこと期待してはいけない、と自分に言い聞かせながら毎日生きてきた。 そしてこの日、そのことを、見知らぬおばさんに全部肯定されてしまったのだ。

ああ、やっぱり、私は女として出来損ないなんだ、そうだよね、知ってたけどさ、と途方に暮れた。 こんな出来事も、自分の気持ちも、誰にも言えなかった。 私がこんなこと考えているなんて、親が知ったら悲しむだろうな、と何度も思った。

 

と、なかなかしんどい記憶を、久しぶりに思い出してしまったのだ。 出来損ないのマスカット、君の気持ち、わかるよ! と感情移入したせいで。 悲劇のヒロインよろしく、ちょっと目が潤んでくる始末である。

あの電車から降りた時は、涙も出なかった。 でも12年経った今なら、こうやって茶化すこともできるし、泣くことだってできる。 それは、酔っているから、というだけではなくて。 今のままの自分にも、ちゃんと生きる道があると知ったからだ。

私はたくさん悩んで、もし恋愛が出来なかろうと、結婚が出来なかろうと、それでも幸せな一生を送るんだ、と決めて生きることにした。 そのために、好きな仕事に就いた。 大切な友人もいるし、家族とも仲良しだという自信がある。 今でも、私のアトピーは治る気配がなく、 街中のあらゆる鏡からは目をそらしてしまうし、洋服選びでも露出が少ないものを選んでしまう。 でも、そういう自分の気持ちも、このまま抱えて生きていく覚悟くらいはできてきた。

 

と、思っていたら。 なんと、恋人ができまして。 そして、結婚することになったのだ。 ふふん。 大どんでん返しである。

 

あー。 この苦い苦いワイン、 あの電車で会ったおばさんに飲ませたいわ。

 

 

妊娠中の花粉症、鼻炎、結膜炎、ハウスダストの対策。

1月末に妊娠が発覚して、頭をよぎったことの一つ。

花粉がやってくる。

私はアトピー持ちで花粉症、ハウスダストにも弱く、アレルギー性鼻炎で鼻水は出るし、アトピー性結膜炎で目がかゆいので、一年中ずっと皮膚科でもらう薬を飲んでいます。(これまで飲んでいたのは、ザイザル、アレジオンが主でした。アレロックの時期もあり)

妊娠が発覚してから、皮膚科にて報告したところ、胎児への影響を考えて飲み薬が変わることに。しかし、その薬が、効かないのです。もちろん飲まないよりは良いのですが、花粉の時期が来る前から目もかゆいし、鼻もかゆい。妊娠初期なのでつわりもあり、もう地獄のようでした。

苦しい気持ちを抑えつつ、その他できることをするしかない。ということで、いろんなものを片っ端から試しました。その中で効果を感じられたものをご紹介したいと思います。

 

花粉症の時期はハナノア一択でした。

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妊娠する前から使っていたハナノア。結局これが、いちばん効きました。

鼻うがいの専用容器と専用液がセットになっていて、全然痛みが無いまま、簡単に鼻うがいが出来ます。鼻から専用液を吸い込んで口から出すことで、物理的に鼻の中を洗い流すので、本当にすっきり。いつも「もう鼻水は出ない」といえるまで鼻をかんでからハナノアをするのですが、それでもどろっと鼻水が出てくるのが、ちょっと快感です…。特にこのシャワータイプが、一番簡単でおすすめです。

妊娠前は、たまに気になるときに使っていましたが、妊娠初期〜妊娠中期の花粉シーズンは、毎晩ハナノアしておりました。薬ではないので安心ですし、夜、鼻が詰まって起きてしまうことが減り、本当に助かりました。花粉の時期が終わっても、数日に一度、鼻水が出るときに愛用しています。

ただ、割とすぐ使い切ってしまうので、二本目以降は、容器なしの専用液のみを買うのが圧倒的にリーズナブルです。

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目のかゆみには、定番のアイボンと花粉用メガネ。

こちらもハナノアと全く同じ原理で、目をまるごと洗ってくれる、おなじみアイボン。種類がたくさんあって困るのですが、私はコンタクトもしていて目をこすりがちなので、「眼科用薬」と書いてあるアイボンメディカルにしました。

【第3類医薬品】アイボンメディカル 500mL

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そして、花粉用メガネ。私はコンタクトなので、度無しのものを買って、主に出勤中や、外出するときに使っていました。花粉だけでなく、ホコリやハウスダストにも弱いので、社内でも必需品。「防塵仕様」という言葉が嬉しい。

エニックス 花粉症めがね アイセーバー 防塵仕様 丸洗い可能 ユニセックス ブラック KG-303-1

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とにかく「洗い流す」「防ぐ」しかない。

花粉除けのジェルや、その他いろんな裏ワザ的なものも試しましたが、残念ながら夢のような対策や薬は無く、いかに地道に「花粉やホコリを洗い流して防ぐか」という感じでした。

ストレスを減らすために、保湿ティッシュも会社と家に完備。持ち歩き用もまとめ買いしました。箱では「エリエール 贅沢保湿」と「保湿アウォンリーキース」、持ち歩きでは同じく「エリエール 贅沢保湿 ポケット」と「ネピア 鼻セレブ ポケットティッシュ」を愛用しておりました。ちょっと油断して普通のティッシュを使いすぎると、すぐに鼻の下が腫れたり、傷になって切れたりして本当につらかったのですが、このあたりの保湿ティッシュであれば、いくら鼻をかんでも大丈夫でした。(同じエリエールでも、「プラスウォーター」という製品は、少し保湿少なめで心もとなかったような記憶…。)

エリエール 贅沢保湿 200組400枚×3箱入り パルプ100%

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ネピア 鼻セレブ ポケットティッシュ 24枚入 16個

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とにかく地道にストレスを減らすのが大切。

妊娠中は、ただでさえ不安に押しつぶされそうだったので、そこに体調のストレスが重なると、本当にしんどかったです。さらに仕事との両立もハードなので、自分で減らせるストレスはできる限り取り除きながら、可能な限りマイペースに過ごすことをおすすめします。

 

追記:もともと使っていた、ふとんクリーナーのレイコップもかなり効果が高かったのかな…と思います。こちらもまたレビューします!

ひとまず公式ストア の説明が丁寧なのでおすすめです。 

 


 

おうちコープの「牛乳」と「低脂肪牛乳」が安くて美味しい。

おうちコープを楽しんでおります。

とはいえ、二人暮らしで消費も少ないので、「毎回必ず頼むもの」は、実はほとんどありません。こちらの2つだけ。

 

「コープ牛乳」と「低脂肪牛乳」をリピート。


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毎週、一本ずつ頼むのが恒例になっております。

そもそも生協の宅配を頼もうと決めたのが、妊娠して重い荷物を持てなくなったことが理由だったので。軽い調味料や野菜などは仕事帰りに買うことも多いのですが、牛乳はおうちコープで常に届くようにしているのです。

 

「コープ牛乳」は、甘めの無調整牛乳

元々あまり牛乳にこだわりは無く、無調整牛乳であれば何でも、その時々で安いものを買っていました。

コープ牛乳はだいぶ甘くて美味しい印象。市販だと、「おいしい牛乳」や「メグミルク」に近い味わいです。このどちらかが好きな方は、きっと好みに合うと思います。

ちなみにお値段は185円。なかなかお得です。

 

「おいしい低脂肪牛乳」のクオリティが高い。

実は、小さい頃は低脂肪乳が苦手だったんですが、母親が生協でこの「おいしい低脂肪牛乳」を買ってきてから、飲めるようになったんですよね。思い出の品。

さっぱりめの無調整牛乳のようなお味で、いわゆる「脂肪減らしました」「調整しました」という感じが全然ありません。健康を気にしている方にはぜひおすすめしたいです。

しかも170円と、コープ牛乳よりさらに安め。毎週飲んでいるので嬉しい限りです。

 

「定期便」機能は、牛乳だけ。

この牛乳2つだけは、毎週自動的に注文される「定期便」機能を使っています。不要な週は、インターネットで不要ボタンを押せば届かないので、お休みしたい場合も問題なしです。

また、定期便を止める時も、クリック一つで取り消し可能です。私は当初、パック入りの卵も定期便にしていたのですが、使う頻度が週によって違うので余ってしまい、1ヶ月経たないうちにやめてしまいました…。

毎日自炊する方は、卵やお豆腐なども、定期便にしているのかな?と思います。バナナや納豆、ヨーグルトも、食べる習慣がある方は良さそうです。

どんな食材があるかを確認するには、カタログ請求が必要ですが…。ぜひ一度、試してみてください。 


 

 

やっと撮影。おうちコープの不在時の宅配はこんな感じ。

寝過ごして受け取れませんでした。

ごめんなさい。

我が家の宅配時間は朝8時ごろ。普段は仕事ですが、有休を取っていて、すっかり寝過ごしました。かすかにインターフォンの音が聞こえたような…。

 

不在時の宅配はこんな感じです。


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オートロックのアパートに住んでおり、宅配ボックスもないので、不在だとエントランスに置かれる形になります。

発泡スチロールの箱やコンテナを積み重ねて、それをすっぽり保冷の袋で覆ってあります。袋の入り口には「封かんシール」が貼られていて、袋を取るときに破れる仕組みになっています。中身が食材なので、これが結構安心。

 

中にはたっぷりの保冷剤とドライアイス


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そして、冷凍食品の発泡スチロールの中には、てんこもりの保冷剤とドライアイス。さすがにこれだけあれば、夕方まで持つんだろうな、という量です。

(翌日に写真を撮ったのでドライアイスは溶けてしまいましたが、夕方まで残っていまいた。これまで見たことのない、手のひらサイズの巨大なドライアイスです)

 

返却は次の週に。

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この保冷剤やコンテナは、次の週に戻しておくと、回収してくれます。宅配を頼んでいない週でも、カタログがポストに投函されるので、そのときに回収してくれている模様。1週間置いておくにはちょっと邪魔ですが、とにかく軽いし、縦に積み重ねても安定するので、このくらいは仕方ないかなと思っております。

 

宅配曜日は地域によって様々。不在時の置き場所は指定可能。

その地域によって、宅配の曜日は異なります。カタログを請求すると、電話や訪問にて教えてもらえ、そのときに不在時の置き場所も指定できます。

一軒家やオートロックなしの場合は玄関前になりますが、オートロックのアパートはエントランス付近に置くことが多いようです。エントランスのこの辺りに置いてほしい、という場所があれば指定することをオススメします。

私は、家にいる週だけ頼むことにしているのですが、今回のようにインターフォンに出られなくても、こうして置いていってもらえるので、非常に助かります。普通の宅配だと持ち帰って再配達になってしまうので、出産後の授乳中などは困ってしまうケースも多いそうで。

とはいえ、今後は、寝過ごさないように注意したいと思います…。

 

妊娠発覚後、買ってよかった書籍・雑誌

妊娠直後、とにかく情報が欲しかった

妊娠後、ネット上のあらゆる情報に振り回され続けた私…。

1年ほど不妊治療をした上での妊娠でしたが、妊娠後のことは何も知らなかったことを思い知らされました。

予想以上に高い流産率、妊婦が控えるべきもの、胎児の成長の過程、お金のことなどなど。

そこで、当時読んで良かった雑誌と本をご紹介。ネット情報も有益ですが、医学的なことやお金のことは、やはりちゃんと監修を受けた書籍がおすすめです。

 

「初めてのたまごクラブ」と「妊すぐ」 

調べてすぐに気がついたのは、「初めてのたまごクラブ」と「妊すぐ」が、妊娠直後の妊婦さんをターゲットとした二大雑誌であるということ。

私は、両方買いました。基本的な情報は同じですが、 週ごとの詳しい症状や、流産に関する知識、エコー写真の見方など、片方にしか書いていないこともあったので、とにかく情報を欲している人は、両方買うことをおすすめします。

「まずは一冊でいいや」という方は、個人的には「初めてのたまごクラブ」の方がおすすめ。妊婦の症状・流産の知識・補助金などの説明が、手厚かったです。「妊すぐ」も情報は豊富ですが、どちらかというとマタニティグッズなどの情報が多かった気がします。

Amazon: 初めてのたまごクラブ2017年春号―妊娠がわかったら最初に読む本 (ベネッセ・ムック たまひよブックス)

楽天ブックス: 初めてのたまごクラブ(2017春号) 妊娠おめでとう!Special号 妊娠がわかったら最初に読む本 (ベネッセ・ムック たまひよブックス)

Amazon: 妊すぐ 2017年 04 月号 [雑誌]: 赤すぐ 増刊

楽天ブックス妊すぐ 2017年 04月号 [雑誌]


もっと情報収集したい、わかりやすい書籍がほしい、という方には。 

私としては、先ほどの2冊でも十分かなと思いますが、「もっと気になる」「雑誌はわかりづらい」「妊婦生活について1冊でわかる教科書的なものが欲しい」という方におすすめなのは、こちら。

Amazonはじめてママ&パパの妊娠・出産―妊娠中の不安解消から産後ケアまでしっかりサポート! (主婦の友実用No.1シリーズ)

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はじめてママ&パパの妊娠・出産 [ 主婦の友社 ]


主婦の友から出版されている、「はじめてママ&パパの妊娠・出産」。

雑誌ではなくて書籍なので、「妊娠発覚〜産後までのスケジュール」「それぞれの段階でよくある症状・注意したほうがいいこと」「お腹の張り・痛みについて」「いつ、何を準備すればいいのか」など、とても分かりやすくまとまっています。

出版が2014年前なので、最新のトレンド!という感じではないですが、その分しっかりとした内容なので、流行りの情報に流されずに安心して妊婦生活を送るには、ぴったりだと思います。

 

とにかく情報が欲しくなりますが、安定期までは、この3冊で十分だと思います。

あとは、母子手帳だったり、産婦人科でもらう資料などを読みつつ、安定期を待つしかありません…。

妊娠初期、お腹が痛くなったり、つい走ってしまったり、何かあるたびに、これらの本を見返しては、「大丈夫だ」と息をついていました。なかなか苦しい時期ですが、深呼吸しながら乗り切りましょう…!!

 


 

 

小川クリニックで産むことにしました!

初出産、横浜市戸塚の小川クリニックに決めました。

妊娠してから一番悩んだのが、「どの産院で産むか」。

私は横浜ではなく藤沢に住んでいて、分娩施設の無い産婦人科に通っていたので、自分で出産する産科を探しました。

ものすごく心配性で、妊娠が発覚してからは毎日流産や早産に怯えながらも、出張の合間に産科探し。妊娠8週の時点で、小川クリニックに決めて、予約を入れました。

決め手になったのは、「計画無痛分娩」「緊急帝王切開への対応」「新生児科医がいること」「母子別室」「院長との相性」でした。

 

決め手は、計画無痛分娩の説明会。

私は、計画無痛分娩の説明会で院長の話を聞いて、小川クリニックで産もう、と決めました。

とても良かったのが、院長が自分の考え方を1時間以上じっくり話してくれたこと。小川クリニックが、お産に対してどういう姿勢で臨んでいるのかとてもよくわかったので、普通分娩希望の方にも、ぜひ参加をおすすめしたい内容でした。説明会後に、施設の見学ができるのも良かったです。

院長は、緊急性の高い妊婦さんの処置を多数経験してきたそうで、とにかく「母体の安全と、赤ちゃんの生命を守ること」を最優先にしている、という強い意志を感じました。計画無痛分娩も、「最適な時期に、無痛分娩で母体や赤ちゃんへの負担を減らしながら出産する」ためのもの、という考え方だそうです。

私は、話を聞いていて、すごく安心できたので、小川クリニックにお願いしよう、と決めました。

一方で、「医者があまり介入しないお産」や、「神秘的で感動するお産」を追い求めている方には、あまり合わないかもしれません。

 

緊急事態への対応

小川クリニックについては、食事の美味しさやサービスがよく話題になるのですが、私は緊急事態への対応体制が大きな決め手でした。

何かあった時のベストは総合病院だと思っていたのですが、家からのアクセスや、その他の条件で断念。そんな中、小川クリニックは、「緊急帝王切開への対応が常に可能」で、「新生児科医の回診」があり、さらに「大病院との連携」もあるということで、いろんな事態への心配はクリアできるな、と思いました。

特に重要視したのは、緊急帝王切開への対応。いざ普通に分娩しようとして予想外の事態が発生した時に、安全を最優先して帝王切開をする、という話をよく聞きます。周りの戸塚在住の知人が、軒並み「小川クリニックは帝王切開の評判が良い」と口を揃えて言っていたのも、大きなポイントになりました。

 

基本的には、母子別室。とにかく母体を大切に。

もう一つ、小川クリニックの大きな特徴は、「出産後は母子別室」という点だと思います。最近は、生まれたその日や翌日から、同じ部屋で授乳やオムツ替えをする「母子同室」の病院が多いようですが、小川クリニックは、基本的には別室という方針。

この母子別室も、「お産で疲れた身体を休ませる」ことを最優先にしているからだそう。決まった時間に授乳をする以外は、とにかく休んで、退院後に備えることができます。食事が美味しくて豪華なのも、しっかりと体力をつけるため、という側面が強いというお話でした。

個室を選べば、母子同室も希望できるようですが、基本の方針が別室なので、「完全母乳で昼も夜もずっと同室」を強く希望している人には不向きかもしれません。

ちなみに私は、出産した姉や友人が母子同室だったのを見ていて、「絶対に母子別室の病院にする!!」と決めていました。お産した直後で疲れ果てているのに、ほぼ眠らずに一日中赤ちゃんのお世話をしている様子を何度も見ていて、ちょっとトラウマになっていたのです。

ちなみに、部屋は個室と大部屋が両方あります。個室は1日6000円〜10000円だそうです。とはいえ、大部屋もカーテンで仕切りがあり、赤ちゃんがいないのでぐっすり眠れそうなので、悪くなさそうでした。

 

父親学級への取り組み。 

実際に決めたから良かったなぁと思うのが、「父親学級」。立ち会い出産には父親学級への参加が必須です。

夫が協力的でも非協力的でも、出産への実感や当事者意識は持つのは難しいと思うので、実際に病院に行って、直接話を聞いてもらうのは、とても良い機会だなぁと。今から感想を聞くのが楽しみです。

 

妊婦健診で感じたこと。

私は近所の産婦人科で20週まで健診を受けて、そのあとの健診は小川クリニックに通っています。もうちょっと遅めに移る人も多いと思いますが、今思うと、もっと早く小川に移っていればよかった…と思っています。

私は心配性なので、細かな体調の変化や少しの腹痛でもすごく不安になってしまうのですが、小川クリニックは、エコーも内診もとにかく丁寧。これまで院長の診察と、他の先生の診察と両方受けましたが、胎児の全身をくまなく見て、動きかたや大きさもよく説明してくれました。内診でも、ちゃんと子宮口が閉じていて早産の傾向がないか、羊水がたくさんあるかなど、しっかり話してくれます。

気楽なタイプの人は、丁寧すぎてちょっと…と思うかもしれませんが、心配性な人にオススメです。

初回健診のレポート書きました→小川クリニックで初めての妊婦健診を受けました。

 

他にも、実際に分娩予約してみて気づいたことや、色々と感じたことがあるので、また書きたいと思います!