憧れの大塚国際美術館に行ってまいりました。
広かったー。
憧れの大塚国際美術館に行ってまいりました。
先日の記事にて、ホテルモアナコーストへの滞在をご紹介しましたが、それもこの美術館を訪問するため。
大塚国際美術館では、イタリアやパリに行かないと見られない名作たちが、原寸大のレプリカで再現されている…ということで、ずっと憧れていたのですが、ようやく訪れることができました。
開館時間の9:30前に行って、空港行きのバスに乗る14:30頃まで。みっちり満喫しました。
長いエスカレーターを通ると、そこにはシスティーナ礼拝堂が。
入り口は、バス停「大塚国際美術館前」の目の前。
チケットを渡し、長いエスカレーターを上がっていくと、すぐにシスティーナ礼拝堂が現れます!
と、早く足を踏み入れたい気持ちを抑えて、エスカレーター上がってすぐのミュージアムショップで、音声ガイドを借りることをおすすめします。特にスマートフォンタイプのものを借りると、絵の細かなガイドまでしてくれるので非常に楽しいです。(1日500円でした)
どーん!圧巻のシスティーナホール。入り口からすぐです。
バチカンで訪れたシスティーナ礼拝堂と、全く同じサイズ。天井画も壁画も同じです。このスケールと、ダイナミックかつ繊細な絵の数々に思わず息をついてしまいます。
(壁画は、写真の通り、窓の上の部分まで。バチカンのシスティーナ礼拝堂では窓のした部分まで、壁画がみっちり描かれています)
たくさん並べられた椅子に座り、鑑賞するというよりは、このホールの空気に浸ります。土曜日に訪問したのですが、そんなにお客さんが多いわけでも無く、静かに息をつくことができました。
正面の壁画。圧巻です。
私は、キリスト教にも芸術にも詳しくないのですが、この作品を何年もかけて仕上げたというミケランジェロが、どんな気持ちでこれだけの絵を描いたのか…と思いを馳せてしまいました。
同じくらい、スクロヴェーニ礼拝堂に感動
今回は、システィーナホールが目的のメインだったのですが、同じくらい感動してしまったのが、スクロヴェーニ礼拝堂。独特の絵と、きれいな色合い。
独特の世界観。ひんやりとした空気。自分以外、誰もいない時間もたくさんあって静かだったので、ここでもゆったり過ごすことができました。
他にも素晴らしい絵の数々。
フェルメールの「小路」という作品。「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」といった、有名な作品も揃っていましたが、私はこれが一番好きでした。なんとなく。
レンブラントの夜警。現存するものはサイズを小さく切り落とされたものだそうですが、こちらは元々のサイズを再現しているそうです。
ゴヤの着衣のマハと裸のマハ。
同じくゴヤの黒い家。ゴヤの家での配置を再現しているそうですが、一人ここに佇むと、身震いがするような、恐ろしいというよりは切なくなるような気持ちでした。
ルーベンス。フランダースの犬でネロがパトラッシュと最後に見た絵ですね。
青空の下でモネの睡蓮!
モネの「印象、日の出」。この絵がすごく好きです。わかりやすいのがいい。
非常に印象的だった、最後の晩餐。修復前です。
最後の晩餐。修復後。
紹介しきれないのでこの辺りで。
他にも、ピカソのゲルニカや自画像(ブルーピカソ時代のものから、晩年のものまで)、アンリ・ルソーの作品の数々。ゴッホやゴーギャン、セザンヌ、ルノアールの作品も多くありました。
もちろん本物にはかなわない部分もあるのですが、触ることもできるレプリカなので、いろんな角度から絵画を見ることができ、また空いている空間でいくらでも一つの絵を見られる…というのが大きな魅力です。わざわざ行く価値あり、と思います。
少し遠いのですが…。美術館から歩いてすぐのところに、鳴門のうず潮の観光船も止まるので、鳴門海峡の観光もOKです。ぜひぜひ、一度は足を運んでみてください。
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